北海道小樽市で開催中のスノーキャンドルで町を幻想的に照らす祭典「小樽雪あかりの路(みち)」。地元の北海道信用金庫(札幌市、佐藤信明理事長)は、祭りを盛り上げるため、運河沿いの散策路に雪でハート形のオブジェ3基を製作。2月10~17日の期間中、訪れた観光客らを楽しませている。
オブジェはそれぞれ横2㍍、高さ1.5㍍ほどの大きさ。ハートの形には「万国共通の愛のシンボルで、大切な人と暖かい思い出を作ってほしい」との思いを込めた。周囲にはスノーキャンドル計21個を配置している。【記事提供:ニッキン】
製作したのは同信金の職員有志とその家族ら延べ42人。開幕前の2月3、4日に木枠で土台を作り、雪を水で固めながら造形した。
祭り期間中も、職員が毎日、補修作業を行う。最高気温が9℃と季節外れの暖かさとなった2月13日は後志事業本部と手宮支店の計4人が日没前に集結。後志事業本部の担当者は「気温が高いと溶けて形が崩れるので補修が大変」と話しながら、崩れた部分を雪で固めたり、ろうそくの入れ替え、点灯作業をしていた。
オブジェ製作は旧小樽信金時代の2008年から地域貢献の一環で続けている。
オブジェの補修やろうそくの点灯作業をする職員(手前と中央、黄色のベスト着用)。奥側のオブジェでは、観光客がハートの中に入って記念撮影を楽しんでいた(2月13日、北海道小樽市)
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