
あいさつする坂入会長
神奈川県旅行業協会は6月16日、2022年度定時総会を横浜市西区の崎陽軒本店会議室で開き、22年度事業計画・収支予算などを決めた。坂入満会長が冒頭にあいさつし、「感染者数の減少を受けて、学生団体旅行のみならず一般の団体旅行にも動きが見え始めた。会員、賛助会員の皆さまにはピンチをチャンスに変え、社業の発展に努めていただきたい」と期待した。
来賓として神奈川県国際文化観光局観光振興担当部長の田中康彦氏が出席。「県では観光需要喚起策を切れ目なく講じることで観光産業全体を支援したい」とし、会員の旅行会社にもしっかりと支援することを約束した。
来賓では全国旅行業協会(ANTA)副会長の駒井輝男氏もあいさつ。各都道府県の県民割が全国に拡大されても中小旅行会社には恩恵が小さいとし、「国のGo Toトラベルを早期に再開してほしいと要望している」と強調。「Go Toを実施しない限り、われわれは立ち直れない」と訴えた。
議事での承認を得て決定した22年度事業計画では、消費税新制度勉強会などの研修業務を中心に事業を展開する。
最大の事業である賛助会員施設への送客キャンペーンについては、コロナ禍でこの2年間の送客がほとんどなかったため、20~22年度の合算実績で実施する。「こういう時期だからこそ、賛助会員施設への送客を協会会員の皆さまには切にお願いしているところだ」と坂入会長。
総会終了後、引き続き神奈川県旅行業協同組合(坂入満理事長)の通常総会も開催された。
あいさつする坂入会長