百舌鳥・古市古墳群、世界文化遺産登録へ


 文化庁は14日、「百舌鳥(もず)・古市古墳群」(大阪府堺市など)の世界文化遺産登録について、ユネスコの諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)から適当との勧告があったと発表した。6月30日からアゼルバイジャンの首都バクーで開かれる第43回世界遺産委員会で登録が正式決定する。

 百舌鳥・古市古墳群は堺市の百舌鳥エリアと藤井寺、羽曳野両市の古市エリアに存在する49基の古墳の総称。墳丘の長さ486メートルと日本最大規模の古墳「仁徳天皇陵古墳」が有名。

 国内の世界遺産は昨年登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県、熊本県)に続いて23件目、文化遺産は19件目。

 百舌鳥・古市古墳群について石井啓一国土交通相は、14日の会見で「世界遺産に登録されることで、知名度が上がり、内外からの来訪者の増加につながるなど、観光誘客面でプラスの効果があるものと考えている。国土交通省としては、海外でのプロモーションや、多言語解説などの観光資源としての磨き上げに関し、地元の自治体などの取り組みを支援していきたい」と述べた。

 
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