宿泊予約などの旅行サイトを世界で展開するエクスペディアグループと、沖縄県は11月29日、観光振興に関する連携協定を締結した。欧米からの誘客拡大を目指している沖縄県に対し、ビッグデータなどを活用したマーケティングを同グループが展開し、訪日旅行需要を喚起する。
同グループではビッグデータなどの知見に基づき、傘下の旅行サイトで沖縄県の自然や文化をPRする。宿泊施設の経営者を対象にしたセミナーも開催し、ビジネス手法なども紹介する。
協定締結に当たって代表者がコメントを発表。沖縄県の玉城デニー知事は「欧米の旅行者を戦略的に誘致できる。県内の観光産業の発展に大きく貢献してもらえる」と期待。エクスペディアホールディングスのマイケル・ダイクス代表取締役・ロッジングパートナーサービス日本・ミクロネシア地区シニアディレクターは「沖縄県の宿泊施設経営者の皆さまに弊社のベストプラクティスや技術分野の経験を共有する機会を得られた。世界市場を目指す沖縄県の取り組みに参加できることが誇り」と意欲を示した。