
東北観光推進機構(会長=小縣方樹・JR東日本副会長)は25日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台で「第3期フェニックス塾入塾式」を開いた。東北の観光スペシャリストを育成する塾で、今期は40人が入塾した=写真。
フェニックス塾は、地域で観光振興策を企画、立案する構想力と、それらを実践する行動力の養成を目指す。2016年度に開始。1期生39人、2期生34人が東北各地で活躍している。
塾は今後、東北6県と新潟県のインバウンド誘客の拠点地域での開催を計画。来年3月まで8回の講義を予定している。
入塾式で小縣会長は「DX(デジタル・トランス・フォーメーション=IT情報技術などによる変革)で産業に100年に一度の変化が起きている」などと述べ、観光振興にも新たな視点が必要と指摘した。
また、同機構の紺野純一専務理事が「東北観光推進機構の取り組み」と題して講演。東北観光の現状と課題を説明した。