東京スカイツリー(東京都墨田区)の2013年度来場者のうち海外からの個人旅行者の占める割合は6.8%だった。運営会社の東武タワースカイツリーが7月31日に発表した調査結果で分かった。海外からの個人旅行者の約半数をアジアが占め、国.地域別で最も多いのは台湾だった。
海外からの個人旅行者については年間を通じた来場者の実数を把握していないため、昨年7、10月、今年2月の3期に分けて調査を実施。各期2日ずつ合計6日間の来場者数は8万6536人で、このうち外国人の個人旅行者は5866人だった。
聞き取りで来場者の出発地も調査。方面別ではアジアが54%、欧州が20%、北米が13%。国.地域別では、最多の台湾が18.5%、以下は米国が11.3%、中国が8.3%、香港が6.5%、豪州が5.7%、韓国が5.3%、タイが5.1%、ドイツが3.0%、英国が2.7%、フランスが2.5%など。
外国人に誘客について、東武タワースカイツリーは「台湾、香港などアジアへのセールスプロモーションを中心に、インバウンド活動に取り組んでいく」としている。
特に台湾に対してはこれまでも広告宣伝や商談などに注力。台湾からの団体客の13年度(13年4月〜14年3月)の来場者数は年間約2万1千人に上った。前年度の約2700人から8倍に増えた。