日本気象協会は20日、ドライバー向け道路・気象情報サービス「ドラキャス」の提供を開始した。
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、高速道路のドライバーが必要とする情報をスマートフォンなどで手軽に確認することができるWebサイト『ドラキャス ~driving weather forecast~』を2020年11月20日(金)から開始します。サービス利用料金は無料です。
■サービス名称
ドラキャス ~driving weather forecast~
■サービス利用アドレス
https://micos-sc.jwa.or.jp/driving-weather/index.html
■サービスの特徴
1)利用タイミングに合わせて最適な情報をドライバーに提供
あらかじめ高速道路を利用する前に、当日の気象情報や道路情報の予測を確認することができます。また「3日後以降」「2日以内」「現在」とメニューを分けお伝えします。
※本サービスでは中日本高速道路株式会社東京支社(以下「NEXCO中日本東京支社」)が管理する、
東名、新東名、圏央道などの気象情報・交通情報を提供しています。
「ドラキャス」画面(イメージ)
2)高速道路影響予測・運転警戒情報
大雨・暴風や、降雪による路面凍結などの影響を加味し、気象的要因による高速道路の走行の危険性や、通行に大きなリスクを及ぼす可能性がある情報を伝えます。加えて運転警戒情報では、特定エリアの「越波」「大雨」「暴風」「路面積雪」「路面凍結」それぞれの発生が予想される可能性と期間を表示します。
※画像は11月~3月に表示している「御殿場付近の運転注意情報」(雪道情報)の画面イメージ
3)ルート選択情報
ドライバーが安全・安心でスムーズに通行可能なルートを選択・判断できるよう、渋滞や通行止め、事故などの交通情報に加えて気象情報を組み合わせて表示します。
4)横からみよう デコボコ天気
現在地から先の高速道路の交通情報・天気予報を通常の平面と異なり、高速道路の断面図上に表示します。道路を横から見ることで、この先の高速道路の標高やアップダウンを可視化します。
5)安全啓発コラム
冬道の運転で注意するべきポイントや、降雪・路面凍結の可能性のある地域(静岡県御殿場など)の注意喚起、冬道を安心・安全に運転するためのドライブグッズなどを紹介する、冬道の安全運転を啓発するコラムです。
■サービス展開の背景
日本の大動脈である東名高速道路、新東名高速道路では、雨・風に加えて、御殿場付近の雪や霧による交通障害、台風接近時の越波による通行止め等、気象によるリスクが存在します。日本気象協会はこれまで、NEXCO中日本東京支社エリアの東名や新東名のサービスエリア(休憩施設)に設置されているデジタルサイネージを通じて、気象情報の提供に加え、荒天時の注意喚起や安全啓発を行ってきました。さらに『ドラキャス』では気象リスクの見える化を実施し、高速道路を利用するドライバーがPCやスマホ用Webサイトから事前に情報を入手することで、積雪が予想される日には運転を控える、冬用タイヤやチェーンを装着するなど、状況に応じた最良の選択を行い、ドライバーの方が安全・安心、快適に高速道路を運転するための判断を促します。
<<「ドラキャス」のご利用に関しまして>>
携帯電話やカーナビを使い「ながら」の運転は、法令で禁止されています。
・携帯電話を持って通話する(通話)
・携帯電話の画面を注視する(画像注視)
・カーナビの画面を注視する(画像注視)
(参照:政府広報オンライン https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201707/2.html )
出発後に「ドラキャス」をご利用の際は、サービスエリアなど休憩施設にて利用いただくか、同乗者の方のご利用をお願いします。
「ドラキャス」を快適にご利用いただくために、以下の環境でのご利用を推奨いたします。
○スマートフォンでのご利用の場合
OS:Android5.1以上
ブラウザ:Google Chrome(最新版)
OS:iOS11以上
ブラウザ:Safari(最新版)
○PCでのご利用の場合
OS:Windows
ブラウザ:Microsoft Edge、Google Chrome、Safari(いずれも最新版にて)
製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。