日本バス協会は11月28日、東京都千代田区のサンケイプラザで、第62回中央技術委員会全国大会を開催した。全国から約200人のバス関連会社の技術者らが出席し、発明考案功労者の表彰や技術業務報告、バス関連商品の展示会などが行われた。
日本バス協会中央技術委員会委員長の森口明好氏はあいさつの中で「日常的なバスの整備が安全運行には欠かせない。皆さんがバスの安全運行の大きな役割を担っている」と技術者らを激励した。
来賓の国土交通省自動車局技術政策課長の江角直樹氏は「2020年の東京五輪ではバスが大きな役割を担う。選手など大会関係者は専用レーンを使ってバスが送迎を行い、大量の観客は駅から会場までピストン輸送しなければならない。バスがなければ大会は成功できない」と強調し、理解を求めた。
発明の考案功労者の表彰式では、最優秀賞に神戸市交通局の大森基充氏、水口朝文氏が表彰され、日本バス協会会長の高橋幹氏から表彰状を受け取った。
続いて各地区ブロックから推薦された会社による技術業務報告が行われ、参加者らは真剣な表情で耳を傾けていた。
別の会場ではバス関連用品や部品などの商品展示会が開催され、多くの来場者でにぎわった。
森口氏