
縣氏による発表の様子
レジオネラをテーマとした4年に1度の学術会議「第10回国際レジオネラ会議」が9月20~24日に日本で、横浜市の「はまぎんホール」を会場に開催された。疫学や細菌学、臨床などを専門とする研究者が世界各国から集まる中、アクアスの研究者2人が研究成果の発表を行った。
アクアスつくば総合研究所の井上浩章氏は、「遺伝子検査(PCR法)と培養法における結果の差異についての検討」について発表。「PCR法と培養法はそれぞれの特性から単純に比較できるものではなく、適切に使い分けていくことが必要だ」と語った。
アクアス顧問の縣邦雄氏は、「日本における各種水系のレジオネラ対策」について発表。「日本で報告されるレジオネラ症の感染源は浴槽水が多く、全体の76%がそれにあたる。不検出の状態を保つため、日常管理の徹底が必要だ」と強調した。
縣氏による発表の様子