ライオンハイジーンはこのほど、同社が販売する手指消毒剤「サニテートAハンドミスト」=写真がフェーズフリー認証を取得したと発表した。
フェーズフリー認証は、一般社団法人フェーズフリー協会が、身の回りにあるモノやサービスを、日常時はもちろん、非常時にも役立つようにデザインしようという考え方のもと、商品やサービスが日常時と、非常時の価値を共に有していることを審査し、証明する制度。
サニテートAハンドミストは、2008年に販売を開始。旅館・ホテルや、病院、介護施設のほか、公共施設、オフィス、飲食店などで幅広く使用されている。今回の認証は、フェーズフリー協会が設定している五つの原則(常活性、日常性、直感性、触発性、普及性)に基づいた審査を経て、取得した。
サニテートAハンドミストの有効成分はベンザルコニウム塩化物。保湿剤(グリセリン)を配合しているため、べたつかず、さっぱりとした使用感が特徴。無香料なので、調理中の手指消毒を含めさまざまなシーンで使用できる。
日常生活の中で便利に活用できるよう、設置場所の景観になじむモノトーンデザインや、非接触で使えるオートディスペンサータイプなど、多様なバリエーションをラインアップ。親しみのあるキャラクターデザインを施したコンパクトなボトルは、使用者の心を和ませ、また、手指消毒の義務的なイメージを払拭できるため、保育所などへの設置につながっている。
同社では、「23年5月から新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行した後も、多数の人が利用する施設の入り口に設置されており、日常生活の中で生活者の手指の消毒行動は定着した。手指の衛生を保つことは、日常の感染症対策だけではなく、災害が起こった時にも重要な行動となる」としている。