旅の文化研究所、旅の文化賞に菅波茂氏 フォーラムに150人


菅波氏

 旅の文化研究所(神崎宣武所長)は8日、旅の文化の質的向上を目的にした「第24回旅の文化研究フォーラム」を東京都港区のシェラトン都ホテル東京で開催した。「旅の文化賞」の顕彰や「公募研究プロジェクト」の研究発表などが行われた。旅の文化賞はAMDAグループ代表で医学博士の菅波茂氏が受賞した。一般観覧者ら約150人が参加した。

 フォーラムでは冒頭、同研究所の神崎所長が「旅の文化は多面化している。新たに近代という視点でも考えてほしい」とあいさつした。

 旅の文化賞は「旅の文化」に貢献した活動から、独創的な体験を広く社会に紹介したり諸活動を通じて旅の文化の質的向上に貢献した人や団体を顕彰。受賞した菅波氏は、1984年に医師としての地域貢献や災害地への医師、看護師の派遣をするアジア医師連絡協議会(AMDA)を設立。世界32カ国と地域にあるネットワークを生かし、多国籍医師団を結成して緊急人道支援活動を展開し、東南アジア各国の評価を高めた。近年においては、日本国内の災害地の援助と生活再興のため、地域の文化を大切にしながら支援していることが高く評価された。菅波氏は「これまでは医療の分野で表彰を受けていたが、今回は文化で表彰を受けられてうれしい」と述べた。

 このほか、第25回旅の文化賞記念講演として菅波氏による「未知との遭遇こそ我が喜び」をテーマとした講演や石森秀三氏(北海道博物館館長・旅の文化研究所運営評議委員)、岡村隆氏(作家・探検家)、趙怡氏(東京工業大学など非常勤講師)、山本志乃氏(旅の文化研究所研究主幹)による「海外旅行事はじめ―幕末・明治の雄飛行―」をテーマにパネルディスカッション、公募研究プロジェクトの研究発表と来年のプロジェクト採択者6人の紹介が行われた。

 旅の文化研究所は、近鉄グループホールディングス東京支社が運営する文化事業で、旅の文化をさまざまな観点から調査、研究し、その質的向上を図ることを目的に活動する。大学院への研究助成なども行っている。


第25回「旅の文化賞」を顕彰

 
 
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