新型コロナ影響、現状DI大きく低下 内閣府2月調査

  • 2020年3月25日

 内閣府はこのほど、景気ウォッチャー調査の2月分を公表した。同月の現状判断DI(季節調整値)は前月比14.5ポイント減の27.4と大きく低下した。新型コロナウイルス感染症の影響でウォッチャーは景気の現状に厳しい判断を示し、先行きも厳しい状況が続くと見ている。

 DIは旅館・ホテル、商店、タクシー、製造業など、地域の景気の動きを観察できる人々に3カ月前と比較した景気の現状や先行きを「良い」「やや良い」「どちらともいえない」「やや悪い」「悪い」の5段階で判断してもらい、数値化したもの。

 現状判断DIは、前月の41.9を大きく下回る27.4だった。このうち、小売、飲食、サービスなどの家計動向関連は前月比16.1ポイント減の26.1。特に飲食関連が23.8ポイント減の16.0と大きく低下した。サービス関連も17.0ポイント減の25.3と2桁低下した。

 このほか企業動向関連が11.6ポイント減の30.1。雇用関連が9.4ポイント減の30.4。

 12の地域別では、全ての地域が低下した。低下幅が最も大きかったのは九州の17.2ポイント減(26.6)。最も小さかったのは北陸の9.2ポイント減(28.7)。

 2~3カ月先の景気の先行きに対する判断DI(季節調整値)は、前月比17.2ポイント減の24.6。飲食関連が26.4ポイント減の12.9、サービス関連が20.1ポイント減の20.3で、これらを加えた家計動向関連全体は19.1ポイント減の23.3。

 地域別では、北陸が23.1ポイント減(16.3)と、最も大きく低下した。沖縄は11.9ポイント減(27.7)と低下幅が最も小さかった。

   ◇   ◇

 観光に関連する主な景気判断理由の回答は次の通り。

 「新型コロナウイルスの影響により、外国人観光客が減少しているほか、観光施設や宿泊施設における国内観光客のキャンセルが増加している。2月の冬季観光シーズンを直撃しており、多大な影響が生じている」(現状、悪、北海道、旅行代理店)。

 「2月は天皇誕生日で祝日も増えて、来客が増えるはずだったが、新型コロナウイルスの影響で、海外からの客が減っている。また、高齢者を中心に、団体客のキャンセルが続いている」(現状、悪、甲信越、観光型旅館)。

 「新型コロナウイルスの影響で、受注していた旅行の70%程度がキャンセルや延期となっている」(現状、悪、東海、旅行代理店)。

 「新型コロナウイルスの影響で定期便が運休となり、インバウンドの入場者数に影響が出ている。国内旅行についても団体客のキャンセルが多くなってきている」(現状、やや悪、中国、テーマパーク)。

 「新型コロナウイルスの影響により、期待していた冬のイベントにおける春節の効果が薄れ、来場者が前年よりも落ち込んでいる。今後については、終息を待つしかない状況ではあるが、施設内のウイルス対策など、できることはしっかりと行っていきたい」(先行き、やや悪、北海道、観光名所)。

 「新型コロナウイルスの拡大が止まらない現状から、既に6月の案件にまで影響が出始めている」(先行き、悪、北関東、旅行代理店)。

 「新型コロナウイルスの影響は大きい。3月以降は、宿泊、宴会ともにほぼ全てキャンセルで、4月の予約は現状ストップしている状況である」(先行き、悪、東海、都市型ホテル)。

 「新型コロナウイルスの収束がいつになるかで大きく変わる」(先行き、不変、四国、旅行代理店)。

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