経済産業省がこのほど公表した今年2月の第3次産業活動指数(2010年=100)は、前月比0.6%減の106.6と2カ月ぶりに低下した。「総じてみれば第3次産業は持ち直しの動きが見られる」(同省)。業種別では、宿泊業が同2.0%減の120.6と、4カ月ぶりに低下した。
第3次産業活動指数は、サービス業など第3次産業に属する産業の生産活動を総合的に捉えた指数。
宿泊業のうち、旅館は同1.4%減の83.0と2カ月連続で低下。ホテルは同1.5%減の142.0と、4カ月ぶりに低下した。
ほかの産業を見ると、旅行業は同1.0%減の86.8。このうち国内旅行は同4.7%減の97.7、海外旅行は同1.9%減の60.7、外人旅行は同1.9%増の338.1。
このほか遊園地・テーマパークは同6.6%減の121.1。道路旅客運送業は同0.3%増の99.1。航空旅客運送業は同2.1%減の135.6。
これらを合わせた観光関連産業全体は同1.4%減の109.4。