総務省がこのほど公表したサービス産業動向調査の昨年11月分(速報)で、宿泊業(旅館・ホテル、簡易宿所、下宿業)の売上高は前年同月比4.1%減の4329億3900万円と、3カ月連続で減少した。同月は新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていたが、Go Toトラベル事業が行われた前年の売り上げには及ばなかった。
宿泊業の売上高の推移を見ると、昨年3月から8月まで6カ月連続で前年同月を上回った。特に4月が118.2%増、5月が163.3%増と、前年の大幅減の反動で大きく上昇した。ただ、9月からは減少に転じている。
サービス産業全体は同1.2%増の30兆7172億1千万円と、3カ月ぶりに増加した。
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