宮城県知事、ラップで観光キャンペーンをアピール


記者発表会でキャンペーンをPRする村井知事(左から2人目)。右端がラプラス

ラプラス起用 ファミリー層に訴求

 宮城県は1日、観光キャンペーンを開始した。キャンペーンキャラクターに人気ゲーム「ポケットモンスター」に登場するのりものポケモン「ラプラス」を起用し、親子3世代、ファミリー層に宮城の魅力をアピールする。2020年の観光客入込数の目標である7千万人達成に弾みを付けたい考えだ。

 県とラプ京都内で記者発表会を開き、村井嘉浩知事自ら概要を説明した。村井知事は「ラプラスに乗って宮城を巡る優雅な旅を提案する」と意気込む。知事はPR動画でラッパーに扮して登場、リズミカルなラップで宮城の魅力をアピールしている。

 ラプラスの起用は、16年に石巻市で行ったスマートフォン(スマホ)ゲーム「ポケモンGO」の復興支援イベントで、ゲームソフト制作・販売会社「ポケモン」と協力した縁で実現した。

 キャンペーンではまず、ポケモンGOと連動して、19日から11月4日まで県内全域でラプラスに出会いやすくする。ポケモンGOファンの来県を促すのが狙い。また、県内沿岸15市町にラプラスをデザインしたオリジナルマンホールを15種類設置するとともに、県内全スキー場にラプラスのスノーチュービングを用意し、滑走を楽しんでもらう。

 マンホールやスキー場などを周遊してもらうため、11月1日から2月28日まで、スタンプラリーを実施。獲得個数に応じて、県産品やラプラスのオリジナルグッズを抽選でプレゼントする。

 日時や場所は未定だが、韓国版トレッキングコース「宮城オレル」との連携企画も予定している。
ポケモンの宇都宮嵩人最高執行責任者(COO)は「ラプラスと一緒に県を盛り上げていきたい」と話した。

 県の観光戦略プランによると、20年の時点で入込数7千万人(16年6084万人)、宿泊客数1千万人泊(同922万人泊)、外国人宿泊客数50万人泊(同17万5千人泊)、観光消費額4千億円(同3044億円)を目標に掲げている。知事は「(キャンペーンを通して)目標に一歩でも近づきたい」と意欲を示した。

記者発表会でキャンペーンをPRする村井知事(左から2人目)。右端がラプラス

 
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