奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合あゆみ会(女将の会)はこのほど、女将らのお気に入りの仏像を紹介するパンフレット「奈良の女将のお勧め 美仏に出逢う旅」(写真)を作成した。旅館や旅行会社に2万部置き、奈良観光をPRする。
平城遷都1300年を契機にシニア層から若者まで広く仏像ブームが続いている。仏像目当ての若い女性客も多い。
パンフレットには20人の女将が顔写真入りで登場し、有名ではないが魅力のある、それぞれのおすすめの仏像を紹介している。
同会会長の森下満寿美さん(湯元 宝の家・吉野郡吉野町)は、大日寺(吉野町)の五智如来坐像(ごちにょらいざぞう)を紹介。「大日如来を中心に、五体の如来様が静かに座っています。五体とも完全なお姿でそろっていることは非常に珍しい」と語っている。
今後はおすすめの食や散策スポットなども紹介する予定。