
幻想的な光の世界が出現
北海道の阿寒湖畔で光や映像で演出された夜の森を散策する「阿寒湖の森のナイトウオーク“カムイルミナ”」が6月22日から始まった。
プロジェクションマッピングやシノグラフィーなど最新鋭のデジタル技術を駆使し、森の木々や所々に設けたスクリーンに動物や植物、アイヌ民族の神話などを映し出す。参加者は入り口で渡される音声が流れる特製のリズムスティックを持って、夜の森の遊歩道1.2キロを50分ほどかけて歩き、幻想的なアイヌ文化の世界や阿寒湖の自然美を体感する。
地元で体験型観光を手掛ける阿寒アドベンチャーツーリズム(大西雅之社長)がカナダのマルチメディア会社と提携して2019年から開催。初年度は約3万4千人が来場したが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止。今期も緊急事態宣言の発令があり、1カ月遅れでのスタートとなったが、早速、温泉街の宿泊客らが参加し楽しんでいる。
特に今期は多言語字幕ガイドアプリのサービスを導入。日本語だけでなく、英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語にも対応し、参加者のスマートフォンでQRコードを読み取ると、セリフやナレーションの字幕が自動的に表示される。キャラクターARアプリを使って画面に現れたキャラクターと記念写真も撮れる。
スタートは毎日、日没30分後から9時半までで、雨天でも開催。期間は11月14日まで。申し込みや問い合わせはTEL0154(65)7121。
幻想的な光の世界が出現