観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(第1次速報値)の結果、2023年8月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は6227万人泊で、22年同月比32.9%増、コロナ前の19年同月比では1.5%減となった。内訳では、外国人延べ宿泊者数が1034万人泊で19年同月比9.0%増となった。一方の日本人延べ宿泊者数は5193万人泊で19年同月比3.4%減だった。
宿泊旅行の需要は、22年10月の全国旅行支援の開始、水際対策の大幅緩和を受けて、日本人、外国人ともに回復局面に入った。23年7月の延べ宿泊者数は19年同月比1.5%増の5254万人泊(第2次速報値)となり、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった20年1月以来、19年同月の実績を初めて上回った。ただ、8月には再びマイナスとなった。
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