埼玉県本庄市は11日、市出身の盲目の国学者・塙保己一(はなわほきいち、1746~1821)の没後200周年を記念し、文化財施設などのスポットを巡るスタンプラリーを始めた。
塙保己一は現在の児玉町の農家の長男として生まれた。7歳の時に失明し、15歳で江戸へ出て学問に励み、多くの書物を編集、出版。各地の貴重な資料を長い年月をかけて編さんした文献集「群書類従(ぐんしょうるいじゅう)」が知られる。ヘレン・ケラーが人生の目標にしたともいわれる。
スタンプラリーは11月30日まで。旧本庄商業銀行煉瓦倉庫、本庄早稲田の杜ミュージアム、塙保己一記念館、競進社模範蚕室など全てのスタンプを集めた人には記念品(200周年記念オリジナルグッズ)をプレゼントする。また、食品詰め合わせが当たる抽選にも応募できる。
問い合わせは市観光協会、TEL0495(25)1174。