域内連携で資源磨き上げ 観光庁が実証実験で公募


 観光庁は15日、第3次補正予算で実施する「地域の観光資源の磨き上げを通じた域内連携促進に向けた実証事業」の第1次公募を始める。地域に根差した観光産業と他の産業の関係者が連携して観光資源を磨き上げる取り組みを支援する。応募は3月31日まで。

 観光事業者や観光地域づくり法人(DMO)と、交通事業、漁業、農業、地場産業などの多様な事業者の連携を促進。地域内の「縦割り」を打破することを重視する。

 市区町村単位の取り組みを基本とし、DMOや事業者、自治体を実施主体とする。選定件数は応募状況などに応じて決定。補助金ではなく、調査委託費として、1件当たり1500万円を上限に提案内容などに応じて支援額を決める。

 支援対象となるのは、(1)観光資源の磨き上げ(旅行商品や滞在型コンテンツ、名産品の企画開発、観光イベントの実施など)(2)情報発信の素材やツールの作成(3)新型コロナウイルス感染症対策―など。

 有識者による選考などを経て、5月中旬ごろに採択案件を決定する。

 第2次公募は6月上旬ごろに始める予定。

 観光庁のホームページに公募要領などを掲載している。

 
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