観光庁はこのほど、2019年度事業で観光資源の多言語解説の作成を支援する地域として、公募の結果、106地域を選定した。支援地域の観光資源の分野別の内訳は、世界文化遺産関係が26地域、国立公園関係が43地域、その他が37地域となっている。
観光資源の解説文が乱立していたり、表記が不十分だったりして、訪日外国人旅行者に魅力が伝わらないなどの課題が指摘されていることから、英語のネイティブライターなどの専門人材を派遣し、解説文の作成を支援する。
支援対象は、世界文化遺産の関係では平泉、富岡製糸場と絹産業遺産群、石見銀山遺跡とその文化的景観など。国立公園の関係では、阿寒摩周、三陸復興、上信越高原、伊勢志摩、山陰海岸、瀬戸内海、阿蘇くじゅう、奄美群島、慶良間諸島など。
その他、文化財や伝統芸能、温泉などでは、青森ねぶた祭り、なまはげ館、佐渡金銀山、妻籠宿保存地区、伊賀流忍者博物館、城崎温泉、太宰府天満宮など。