
国交相から表彰状を受け取る阿久津惠永子さん(中央)
国土交通省は18日、秋の褒章の伝達式を同省大会議室で行った。観光関係では、旅館業務精励として女将5人が黄綬褒章を受章。式典では、観光関係の代表で栃木県日光市のきぬ川国際ホテル代表取締役・女将の阿久津惠永子さん(76)が登壇し、金子一義国交相から表彰状などを手渡された。
他の女将の受章者は、大西百合子(北海道洞爺湖町、大西産業観光取締役副社長)、奥村美代子(福井県あわら市、べにや旅館取締役)、梶木和子(兵庫県神戸市、中の坊取締役)、坂井喜美子(富山県砺波市、三楽園「鳥越の宿三楽園」取締役)の4氏。
代表で登壇した阿久津さんは、20歳で旅館に入り、33歳から女将として旅館経営を支えてきた。阿久津さんは「苦労もあったが、みんな忘れてしまった。前向きな気持ちが大事。今日の日を迎えられたことがとてもうれしい」と話していた。

国交相から表彰状を受け取る阿久津惠永子さん(中央)