日本旅行業協会(JATA)は7月18日、「2024年度JATA記者懇談会」を東京都千代田区のJATA研修室で開催した。髙橋広行会長(JTB取締役会長)が出席し、JATAの取り組みとして(1)コンプライアンスの取り組み(2)足元の販売・受注動向(3)旅行業が発展、成長するための旅行業界のあり方(4)北陸支援(5)ツーリズムEXPOジャパン2024―の5点に関して説明。北陸支援については「JATAでは被災地が完全に復活するまで寄り添ってさまざまな支援策を展開していく」と強調した。
記者交談会は業界を取り巻く環境やJATA業界の取り組みなどを理解してもらうために年に1度開催している。髙橋会長をはじめ、小谷野悦光副会長(日本旅行代表取締役社長)、酒井淳副会長(阪急交通社代表取締役社長)、原優二副会長(風の旅行社代表取締役)ら役員が出席した。
髙橋会長は、これから旅行業が発展、成長するための業界のあり方を提示。その取り組みの筆頭に挙げたのが海外旅行で、「海外旅行の復活なくして旅行業界の復活はない」と力を込めて語り、「政府の『経済財政運営と改革の基本方針2024』の中でも、持続可能な観光立国の実現として、アウトバウンドを含む国際相互交流の拡大ということが明記された。JATAでは、国と連携をしながらさらにアウトバウンドを含む国際交流の拡大に向けて取り組んでいく」と述べた。
会員向け記事です。