北海道サイクリング協会(札幌市)が7月2~23日、自転車で北海道の海岸線を走る「北海道1周ライド」を実施する。北海道命名150年を記念して企画したもので、約2400キロを22日間かけて走破する。
コースを9区間に区切り、札幌をスタートして日本海側を北上。時計回りに稚内、紋別、ウトロ、根室、釧路、苫小牧、函館など沿岸78市町村を回り、札幌に戻る。このうち、網走から斜里は37回目の開催となる「インターナショナルオホーツクサイクリング」(7月6~8日)に参加して走る。
標高740メートルの知床峠の難所もあるが、大半は平たんなコースで、区間ごとの参加も可能。修理や荷物の運搬などに当たるサポート車も3台伴走する。
同協会では、4年ほど前から各地区協会と1100キロや1700キロの半周ライドを行って、コースの選定を進め、飲食店、民宿、関係機関にも協力を依頼して回り、今回の初の「北海道1周ライド」を実現した。
参加定員は各区間70人で、参加料は2日間コースの1区間が1万8千円、3日間コースの1区間が2万7千円。全区間の参加の場合は19万8千円。食事や宿泊費は別で、有料で自転車の貸し出しも行う。
同協会の吉田通美副会長は「さわやかな青空の下に広がる農山漁村の北海道らしい風景を満喫してほしい。参加者同士や地元の人たちとの交流も楽しみなので、全国から多くの方々に参加してほしい」と話し、準備に奔走中だ。
参加申し込みは5月20日に締め切る。詳しくは北海道サイクリング協会のホームページまで。