全国旅館生活衛生同業組合連合会(佐藤信幸会長=山形県・日本の宿古窯)は1日、「旅館・ホテル安心安全管理検定サイト」(http://yado-kentei.jp/)を開設した。旅館・ホテル従事者を対象に、衛生管理の知識に関する検定試験をサイト上で行うもので、合格者には「旅館・ホテル安心安全管理士」の認定証が送られる。
全旅連では、旅館・ホテルの浴場や厨房などの衛生管理のポイントを解説する「旅館・ホテル安心安全管理マニュアル」を平成19年度事業として作成、発行した。
今回、マニュアルの内容を旅館・ホテルの従事者自身がどれだけ把握できているかを確認する手段として、サイトを開設した。
試験は食品衛生管理、ノロウイルス対策、施設衛生管理、保険対応、新型インフルエンザ対策など、マニュアルの内容を中心に、2択形式の100問を出題。受験者は制限時間45分間で解答する。1問1点で、90点以上の獲得者を合格として、認定証を発行する。
認定証は旅館・ホテル名、受験者名、認定日、認定番号が入ったもので、サイトからプリントアウトして取り出すことが可能。
「認定証を施設内に掲示することで『安心・安全の宿泊施設』とお客さまにアピールできる」と全旅連。
出題の元となるマニュアルは検定サイトからでも閲覧できる。
受験は無料。不合格になっても何度でも再受験ができる。