人吉球磨観光地域づくり協議会、「観光商品づくりセミナー」開催
熊本県南部の観光を推進する人吉球磨観光地域づくり協議会は5月27日、地域活性化に向けて観光商品作りを学ぶセミナー「観光商品づくりセミナー」を熊本県人吉市の肥後銀行人吉支店で開催した。地域の観光関係者約50人が参加。人吉球磨のオフィシャルブランド「人吉・球磨 風水・祈りの浄化町」を生かしたマーケティング、商品造成、販売を加速、推進し、地域の活性化を目指す。
冒頭、同協議会会長の松岡隼人人吉市長が「生活様式、働き方、価値観はコロナで世界中変わってきているが、その中でこれからもしっかりとモノ、コトを売っていく」とあいさつした。セミナーでは、名鉄観光サービス特別顧問、DMM・com地方創生代表・顧問の小高直弘氏が「日々大きく変わる観光戦略と人吉球磨」など、観光経済新聞社編集部次長の長木利通氏が「訪日客迎える『心』と『備え』~未来に備え、国内、訪日誘客を共に進める~」をテーマに講演。小高氏は、旅マエのマーケット戦略、マーケットに出すための商品化、プラットフォームの必要性、着地型旅行商品作りの手法、ヒントなどを話した。長木氏は、「コロナの影響で近くは国内需要への対応が必要だが、将来に向けて海外への情報発信やJNTOとの連携など、訪日対策も並行して行うべきだ」と訴えた。
同協議会業務執行理事の有村友美氏(人吉温泉・清流山水花 あゆの里若女将)は「ブランドを生かしたさまざまな商品が出来上がるが、情報発信やプラットフォーム作りも進めて誘客を拡大し、地域活性化につなげる」と述べた。今後は、風水、浄化、三日月といったワードを元に商品作りを展開する予定だ。
セミナーの様子
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