観光庁が9日に発表した主要旅行業45社・グループの21年5月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比284.1%増の414億609万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大による、旅行の延期や中止の影響などを大きく受けた前年の反動で大幅増。新型コロナ禍以前の前々年と比較すると90.2%減となった。
総取扱額は全社で前年実績を大きく上回った。前々年同月比では全社で下回った。前々年比9割以上の減少となった事業者は18社だった。
分野別に前年実績と比較すると、国内旅行が354.5%増の370億7497万円、外国人旅行が831.6%増の6億1369万円、海外旅行が45.4%増の37億1742円。前々年比では、国内旅行が84.9%減、外国人旅行が97.2%減、海外旅行は97.6%減。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比1020.0%増、前々年同月比では91.9%減の96億3804万円だった。内訳は国内旅行が前々年同月比88.3%減の96億3767万円、外国人旅行が99.9%減の37万円、海外旅行は0円。
募集型企画旅行の取扱人数は前年同月比1317.3%増の27万6762人だった。前々年同月比では90.3%減。内訳は国内旅行が前々年同月比89.5%減の27万6734人、外国人旅行が99.9%減の28人、海外旅行が0人。