鳥取県は11月24日、カニや観光などをPRするイベント「蟹(かに)取県 世界一カニサマ 蟹謝祭inEbisu」を東京・恵比寿の恵比寿ガーデンプレイスで開催した。来場者は約5千人。水揚げ量日本一である鳥取県のカニ料理を振る舞い、首都圏の消費者に誘客へのきっかけを作った。
イベントでは、県産の松葉ガニ料理の夫婦丼の無料提供や、「松葉がにのブラックペッパー炒め」「ベニズワイ蟹汁」などカニ料理の販売のほか、観光PRブースでは県の松葉ガニの最高級ブランド「五輝星(いつきぼし)」の展示が行われた。ステージでは、人気YouTuberのはらぺこツインズが来場し、「マツバDX(デラックス)弁当」の完食チャレンジを行い、会場を盛り上げた。
また、11月7日に水揚げされ、1匹200万円の高値で競り落とされた松葉ガニを、「セリで落札された最も高額な蟹」としてのギネス世界記録認定式が実施された。落札者のかねまさ・浜下商店、平井伸治知事ら関係者が認定を祝った。
イベントを開催した、県食のみやこ推進課の福岡敬二係長は「県の優れた逸品を、東京の高級感ある恵比寿ガーデンプレイスで紹介し、多くの人に鳥取のカニのおいしさや観光の魅力を知ってもらえた。今後は鳥取和牛や星空米なども味わってもらいたい」と述べた。
高額な松葉ガニのギネス世界記録認定を祝う平井知事(左から3人目)