ヤマハ、音のユニバーサルデザイン化システム「おもてなしガイド」の多言語案内実証実験を由布院駅で開始


 ヤマハは26日、音のユニバーサルデザイン化システム「おもてなしガイド」の多言語案内実証実験を由布院駅で開始する。

ヤマハ株式会社(本社:静岡県浜松市、代表執行役社長:中田卓也、以下「ヤマハ」)と九州旅客鉄道株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:青柳俊彦、以下「JR九州」)は、列車に遅れや運休が発生した際の、多言語での情報提供手段として、多言語でのアナウンスやスマートフォンへの文字情報の送信を行う「おもてなしガイド」対応アナウンス放送の九州初となる実証実験を、12月26日(火)より開始いたします。
今回の実証実験では、ヤマハが開発した、簡単な操作で多言語の音声や文字情報を配信できるシステムである、音のユニバーサルデザイン化システム「おもてなしガイド」の機能を活用し、駅社員がタブレットを使用して、列車の遅れや運休、啓発放送などを多言語(「日本語」「英語」「中国語」「韓国語」)で音声による放送を行うほか、「おもてなしガイド」アプリをインストールしたスマートフォンに対しては、文字での情報配信も行います。
また、文字情報については、日本語での文字情報配信も行うことで、聴覚に障害をお持ちのお客さまへもより充実した情報提供が可能となります。
今後もヤマハとJR九州では、「おもてなしガイド」対応アナウンス放送の実証実験を通じ、多言語アナウンスの有効性を検証してまいります。

1. サービス名称
「おもてなしガイド」対応アナウンス放送

2. 実証実験開始日
平成29年12月26日(火)

3. 実施駅
久大本線 由布院駅

4. 機能
1.駅社員がタブレットに登録されている文章を状況に応じて選択し、4言語にて音声案内を実施。
2.「おもてなしガイド」アプリをダウンロードされたお客さまのスマートフォン上に、お客さまが選択した言語(4言語から選択可能 ※今後増加予定)にて放送内容を文字化し表示。

5. 今後の展開について
平成30年1月から博多駅でも同様の実証実験を開始予定

使用イメージ 

ヤマハ「おもてなしガイド」につい
ヤマハが開発した、言語や聴力の壁を超えて、誰もがアナウンスの内容を理解することができる「音のユニバーサルデザイン化支援システム」です。
「おもてなしガイド」導入施設では、対応するアプリを起動して、流れてくるアナウンスをスマートフォンのマイクで拾うだけで、その内容をさまざまな言語に翻訳された文字で確認することができます。
また、音で通信を行うため、インターネットに接続していない端末でも情報を取得できます。 これまで、多くの自治体、空港、交通機関、商業施設、観光施設などとの実証実験を実施しており、今後はこれまでの検証結果をもとに、本サービス化に向けた活動が進められます。

「おもてなしガイド」ウェブサイト
http://omotenashiguide.jp

 
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