鳥取県は17日、今年8〜11月に開催される「国際まんが博」をPRする記者発表会を東京都内のホテルで開いた。まんが博は、マンガをテーマに鳥取県の認知度向上、観光客の誘致拡大などを目指す大型イベント。平井伸治知事が主要イベントの魅力を紹介したほか、「鳥取ふるさと大使」に就任した人気モデルのトリンドル玲奈さんも出席し、まんが博のアピールにひと役買った。
鳥取県は、「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる氏、「遥かな町へ」の谷口ジロー氏、「名探偵コナン」の青山剛昌氏など著名な漫画家を多数輩出していることから、「まんが王国とっとり」を掲げ、マンガを通じた地域振興策を展開している。
今年8月4日には鳥取県主催の国際まんが博が開幕する。県の主催行事を中心に、企業や団体との共同で各種イベントが行われる。メーンイベントは、県内3地域で巡回開催する博覧会「とっとりまんがドリームワールド」。原画やマンガ家の仕事場を再現した展示、作品の世界観を再現したコーナーのほか、ステージイベントや体験型イベントを行う。
ドリームワールドの開催日程と会場は、8月4〜14日が鳥取市のコカ・コーラウエストパーク県民体育館、9月7〜23日が倉吉市の県立倉吉体育文化会館、10月20日〜11月11日が米子市のどらドラパーク米子市民体育館。
メーンイベントのほかにも、谷口ジロー氏の作品「父の暦」に登場する昭和30、40年代の鳥取の街並みを鳥取市内の商店街に再現するイベント、北栄町で行う「名探偵コナン」にちなんだ謎解き宝探しイベント、アニメソングやコスプレをテーマに外国人らも参加するイベントなどが行われる。
記者発表会で平井知事は「まんが博は、マンガ界を代表する鳥取出身の巨匠たちはもとより、マンガの魅力と出会う場。全国、世界の皆さんにまんが博にお越しいただきたい」とアピールした。
また、鳥取ふるさと大のトリンドルさんをまんが王国とっとりの“王女として紹介した。トリンドルさんはテレビCMで、鳥取のはわい出身という設定で鳥取の方言を話していることでも話題だが、「鳥取にはまだ行ったことがない。まんが博を通じて鳥取の魅力が分かると思うのでぜひ訪れたい」と笑顔をみせていた。
平井知事(左)とトリンドル玲奈さん