中国駐東京観光代表処などは8日、日本生まれのパンダ「シャンシャン」の7歳の誕生日を中国・四川省で祝うツアーの壮行会を東京都内で行った。ツアーの参加者やシャンシャンのファン、およそ300人が参加。四川省の観光魅力やアクセスについて主催者から説明を受けた。
2017年6月12日に東京の上野動物園で生まれたシャンシャンは昨年2月に中国に帰還。現在は四川省雅安碧峰峡パンダ保護基地で暮らし、同年10月から一般公開されている。
ツアーはシャンシャンの7歳の誕生日を現地で祝うとともに、九寨溝や黄龍などの世界遺産をはじめとした同省の観光名所を巡るもの。
主催した中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表は「今回のツアーを機に、日本の多くの人たちに中国・四川省を訪れたいと思っていただけるようにしたい」とあいさつ。
中国駐大阪観光代表処の馬首席代表もパンダを通した中国と日本のさらなる交流促進に期待を込めた。
今回のツアーで利用される中国国際航空、四川航空の担当者が日本と中国間の航空便の就航状況を説明。
4頭のパンダが暮らすアドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)と和歌山県の担当者が同施設と、東京に7日リニューアルオープンした同県のアンテナショップについてプレゼンテーションした。
ツアー参加者、シャンシャンファンらおよそ300人が集まった(前列中央右が欧陽首席代表、左が馬首席代表)