複数データをまとめて参照
JRグループの鉄道情報システム(JRシステム)が提供する「らく通with」は、宿泊施設向けのエージェント(旅行会社、予約サイト)の予約、在庫、料金を一元管理できるサイトコントローラー。安価な月額固定料金でコストパフォーマンスに優れており、大手チェーンホテルでも利用されている。
らく通withは、定期的に機能面の拡充を図っており、最近では、「分析集計オプション」をリニューアルし、より使いやすくした。
この機能は、宿泊日基準や予約日基準の分析、エージェント別の売上分析をはじめとした、約20種類の分析データを利用できるもの。リニューアル前はグラフごとに画面が分かれていたが、リニューアルに伴い同じカテゴリのグラフと表を1画面で表示できるようになり、複数のデータをまとめて参照できるようになった。
過去3年間分のデータを表示できるため、過去データとの比較がしやすいほか、フィルター機能を活用すれば、一部のプランやエージェントの情報のみを抽出して施設独自の分析も可能だ。
また、統計データは、さまざまな形式(CSVやPDFなど)でダウンロードできる。「販売戦略に必要な情報として活用できる」とJRシステム。
同機能はらく通上で分析データを参照できるほか、グループ施設向けの「本部機能」では複数施設のデータを一括して参照できるようになっており、各施設にログインする必要はない。
同機能は有償オプションとなっているが、JRシステムでは、「リニューアルに合わせて、よりご利用いただきやすい料金設定にした」と話している。
分析集計オプション
▷鉄道情報システム株式会社