帝国データバンクは6月、新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査を行った。「業績へ既にマイナスの影響がある企業」が前月比3.8ポイント増の66.6%で、前月に続き過去最高を更新した。ただ、「今後マイナスの影響がある企業」は同5.4ポイント減の17.9%で、先行きに関する不透明感がやや和らいだ様子がうかがえる。
マイナスの影響がある企業割合を業種別に見ると、「旅館・ホテル」が3カ月連続、「家具類卸売」が4カ月連続で100%となった。
プラスの影響がある企業は同0.2ポイント増の3.0%。業種別に見ると、スーパーマーケットなどの「各種商品小売」が28.6%で最も多い。以下、「電気通信」が20.0%、「飲食料品小売」が16.4%、「家電・情報機器小売」が15.0%、「医薬品・日用雑貨品小売」が12.0%で続く。