クラブツーリズム(小山佳延社長)が主催する、足湯付きリゾート列車「とれいゆつばさ」を貸し切った特別列車で蔵王の雪と灯りを訪ねる訪日ツアーの観光客が8日、JR山形駅に到着した。約6割がタイ、ベトナム、台湾、中国からの観光客で、国内を含め約140人が参加。ホームでは、「やまがた愛の武将隊」をはじめ蔵王温泉の女将、観光関係者らが歓迎した。
一行は、同ツアーに合わせ実施するイベント「スノーフェスタin蔵王温泉」に参加。2月にオープンした蔵王の「日本酒ミュージアム」での交流会では、県内54酒蔵すべてがそろった日本酒や、郷土料理、花笠踊りなどを楽しんだ。夜には、ロープウェーに乗車し、ライトアップされた「樹氷」や雪中イルミネーションを見学した。
新幹線初となるリゾート列車内には、足湯をはじめ、お座敷指定席のほか、バーカウンターを設置。地酒やワインのテイスティングを楽しむことができる。通常、とれいゆつばさは、福島―山形間を運行しているが、特別列車として、3月5日を1陣に9日までに4回運行した。