学生3人による実施調査の様子
日本自動車連盟（ＪＡＦ）愛知支部は3日、愛知学院大学地域連携センター（名古屋市北区）と合同で、「カーシェアを活用した豊橋市魅力発信プロジェクト」の企画発表会をオンラインで開催した。「若者に豊橋の魅力を伝えたい」という思いから愛知学院大学商学部の平光さん、三輪さん、南出さんの3人が豊橋市とカーシェアの魅力を生かしたモデルドライブコースを提案した。
プロジェクトは、昨年10月に始動。ＪＡＦの大学対抗スタンプラリーコンテストで入賞した愛知学院大学の学生たちが、移動手段としてカーシェアに着目し、トヨタレンタリース愛知の協力のもとモニター調査などを行い、約4カ月間にわたってドライブコース作りの活動を続けてきた。
企画発表会で学生たちは、豊橋市、豊橋市観光コンベンション協会、カーシェアを展開するトヨタ自動車に対して、実地調査や独自のアンケート結果などの分析を元に考案した、カーシェアを活用した豊橋市のモデルドライブコースを提案。豊橋市とカーシェアの魅力を若者に知ってもらうきっかけづくりとして、多くの若者が情報収集に利用するＳＮＳの活用もアピールした。
豊橋市産業部観光振興課は、「名古屋市在住の女性がインスタ映えを目的に巡るコースはとても参考になった。豊橋市の観光に車の必要性が高く、カーシェアは移動手段として有効なので、学生の案を参考に観光事業を進めていきたい」と学生のプランを高く評価した。
学生3人は、「活動を通して豊橋市の魅力やカーシェアの魅力に気づくことができた。自分たちの提案が新たな豊橋観光の在り方や新たなカーシェアの使い方、カーシェアを利用する新たな遊び方などの発見につながればうれしい」と話す。
学生3人による実施調査の様子
