エイチ・アイ・エス(HIS)は5日、昨年4月からサービスを開始したオンライン体験ツアーの体験者数が15万人を突破したことを発表した。10月末までに累計約5千本のツアーを催行。今後、米国の11月第4金曜日「ブラックフライデー」に合わせた企画としてショッピングツアーのサブスクリプションを開始する。
同社は、オンライン体験ツアーを旅行をすることが難しい中での代替えではなく、ネット環境さえあれば誰でもどこからでも参加ができ、世界中どこへでも行け、現地の人と直接つながれる新しい旅として展開している。
10月から全ての県で緊急事態宣言が解除され、国内でのリアル旅行に動きがでてきた中、オンラインツアーへの影響について同社は、「企業活動復調による福利厚生での利用や、友人知人と一緒にオンライン体験を楽しむというグループでの利用が増加傾向にある。会社でのコミュニティ活動を控えていた以前とは変わり、社員同士で楽しめるレクリエーションとして活用される事例が増えている」と話す。また、企業ごとのオリジナリティをツアーに組み込むなどの要望があるという。
最近で人気が高まっているものとして、地元の人が薦める地産品が届き、ツアー内で生産者の声を聞くツアーを挙げる。
今年1月から開始した旅行が好きな人が自由にコミュニケーションできる旅のオンラインサロン「TABIFLEEEEEK」の会員は千人を突破。最近ではメンバー主導の企画が催行されている。「日本列島13日間のバイク旅に密着中継」「ドイツ・ロマンチック街道 公認アンバサダーであるメンバーのドイツ周遊中継」など、普段旅行会社では企画されないようなツアーを実施している。
今後は、ブラックフライデーに合わせた企画として、(1)買い物パスポート/BLACK FRIDAY PASS(2)【オーストラリア】開店前に潜入!スワロフスキー本店と旧市街地散策ツアー(3)【ハワイ】DEAN&DELUCA HAWAIIを2店舗ご紹介するバーチャルショッピングツアー―などを実施。オンライン体験ツアーのライブコマースで特別商品を販売する予定。