インフラ維持に貢献 日本郵便東北支社、駅と一体営業を開始 


駅舎内に同居するJR窓口と郵便窓口(1月24日、作並駅)

 日本郵便東北支社は1月24日、JR仙山線作並駅で郵便局窓口と駅窓口業務の一体営業を開始した。同社と東日本旅客鉄道が締結する連携協定に基づくもので、無人駅だった駅舎内に簡易郵便局を設置。地域インフラを維持し、住民や利用客の利便性向上を図る。

 

 作並郵便局は2023年7月、施設の老朽化により閉局。一方、地域住民から業務継続を望む声が多かったことを受け、無人駅だった作並駅との協働に踏み切った。【記事提供:ニッキン】

 

 業務は芙蓉システム(仙台市)が受託し、2人が常駐する。郵便、貯金、保険などの郵便窓口業務と、乗車券販売などの駅窓口業務を兼務。駅舎の建て替えなどは行わず、これまで待合室や駅員室として活用していた設備を再利用する。運営を外部に委託する簡易郵便局の設置は初となる。

 

テープカットを行う日本郵便の小野木常務執行役員(左から3人目)ら(1月24日、作並駅)
テープカットする日本郵便の小野木常務執行役員(左から3人目)ら(1月24日、作並駅)

 

 1月24日の開局セレモニーで、日本郵便の小野木喜惠子常務執行役員東北支社長は「観光地でもある作並のにぎわい創出に貢献できれば」とあいさつ。東日本旅客鉄道の三林宏幸執行役員東北本部長は「地域の拠点として利便性向上に寄与する」と話した。

 

窓口一体営業は、20年8月のJR内房線江見駅郵便局(千葉県)に次ぐ2例目。

【記事提供:ニッキン

 
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