小田急電鉄と小田急リゾーツはこのほど、御殿場プレミアム・アウトレット(静岡県御殿場市)の第4期増設エリア内に新設するホテル「HOTEL CLAD」(ホテルクラッド)と日帰り温泉施設「木の花の湯」の開業日を12月15日に決定した。宿泊予約は7月8日に開始。国内外の観光客に向け、御殿場エリアでの新たな楽しみ方を提案する。
御殿場プレミアム・アウトレットは、第4期増設計画に着手しており、2020年春には、店舗面積が約1万6千平方メートル、約100店舗が加わり、合計で店舗面積が約6万平方メートル、約300店舗へと拡大する予定だ。
HOTEL CLADの客室数は182室。室内にはシャワーブースや温水洗浄便座付きトイレ、Wⅰ―Fⅰを完備する。半数以上の客室からは富士山が望める。宿泊特典として、木の花の湯が無料で利用できる。
木の花の湯は、古民家風の建物で、自家源泉の湯と富士山を一望する露天風呂が特徴。施設内には露天風呂、内湯、サウナ、貸し切り個室風呂、レストランを設ける。名称は、富士山や富士浅間大社に祭られる女神「木花咲耶姫」に由来する。
「東京・新宿と御殿場エリアを直通するロマンスカー『ふじさん号』の運転や、新宿に加えて東京・立川エリアからの直通バスを運行するなど交通アクセスの拡充を図っている。近接する箱根、河口湖エリアとの回遊性を高め、一大広域観光リゾートエリアの創出を目指す」と小田急電鉄。
ホテル(左)と日帰り温泉施設(イメージ)