プラン管理ツール
かんざし(東京都渋谷区)が2014年8月にリリースした「かんざしクラウドEA」の導入宿泊施設数が2400軒を超えた。
同サービスはこれまでのノウハウをさらに成熟させ、ユーザーの要望に迅速に対応。頻繁にアップデートを行っており、これまでにできなかったプラン画像の変更が可能になるなど、使い勝手をさらに向上させている。
これと連動したサービスが「クラウド転送シャシーン」だ。自社サイトを含め宿泊予約サイト(OTA)のフォトギャラリーへ一括転送が行える。スマホからの利用もでき、周辺イベントの写真を撮影し、各OTAに転送といった利用方法がある。オンラインストレージ機能により写真を保管し、写真の編集を行うことも可能と写真管理に頭を悩ませていた点を解消できる。
さらに2017年9月には料金・プランの分析ツール「ぜにがたクラウド」をリリース。競合施設の宿泊プランや料金をAIが自動で検知することにより、かんざしクラウドやシャシーンを活用して競争力のある宿泊プランを迅速に設定することが可能となった。
また、年内には新たな機能としてクチコミ返信を一括管理する「くちこみクラウド」のリリースを予定。かんざしクラウド等の連携により、プラン管理だけではなく、写真、クチコミと膨大な情報更新を一括で管理することでスピード感のあるサイト管理が可能となる。
いかに魅力的なサービス・プランを提供し、迅速な対応を行うことが継続できるかどうかは、業績に大きく関係する。同社はAIを駆使したWEB集客支援ツールとしての側面をもたせることで、世の中にないツールを今後も提供していく構えだ。