【観光庁「宿泊施設地域連携推進事業」モデル事業紹介】秩父温泉郷推進協議会(埼玉県)

  • 2019年3月26日

宿泊キャンペーンのポスター

温泉郷で初キャンペーン 特典商材を共同購入

 埼玉県秩父エリア(秩父市、小鹿野町、皆野町、横瀬町、長瀞町)では、秩父温泉郷推進協議会を組織し、「秩父温泉郷」のブランディング推進事業を実施した。旅館・ホテル、日本版DMOの秩父地域おもてなし観光公社、西武鉄道などが連携し、地域一体のプロモーションに取り組んだ。

 秩父エリアは、東京都心からのアクセスが良く、長瀞のライン下り、三峯神社、羊山公園、秩父夜祭などの観光資源も豊富だが、温泉地としての宿泊施設間の連携、認知度アップが課題。特許庁の地域団体商標に「秩父温泉郷」を出願するなど、ブランド化への取り組みは始まったばかりだ。

 秩父地域おもてなし観光公社を事務局に、温泉旅館・ホテルが参画した秩父温泉郷として初めての宿泊キャンペーンを実施した。期間は2019年1月12日~2月24日。参画宿泊施設は18軒。対象プランで宿泊した全員に特典を提供したほか、抽選で景品をプレゼントした。

 宿泊客に提供する特典などは、参画宿泊施設による共同購買の形態をとって仕入れコストを抑えた。宿泊客への特典は、秩父の冬の観光資源として近年人気が高まっている「三十槌の氷柱」(秩父市)・「尾ノ内百景の氷柱」(小鹿野町)・「あしがくぼの氷柱」(横瀬町)の共通入場券、秩父源流水の飲料ペットボトルで、宿泊施設が共同で仕入れた。秩父エリアがイチゴの産地であることから、参画宿泊施設が旬のイチゴを統一テーマにそれぞれのレシピでデザートを提供したが、このイチゴも共同で購入した。

 東京都心と秩父エリアを結ぶ西武鉄道とも連携。キャンペーンの抽選で当たる景品には、西武鉄道のレストラン列車「52席の至福」の招待券、西武グループの温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」入場券の提供を受けた。宿泊キャンペーンのプロモーションでは、西武鉄道の車内吊り広告、駅広告を活用した。

 秩父地域おもてなし観光公社の竹内則友地域マネージャーは「キャンペーン期間の宿泊実績は集計中だが、前年を上回ったとの施設の声もある。今回は国内客を対象に冬の閑散期対策として実施したが、宿泊施設と共に成果や課題を検証しながら秩父温泉郷としての誘客事業を継続していきたい。今後は外国人旅行者の誘客にも生かしていく」と話した。

宿泊キャンペーンのポスター

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