ヒトが火星へと移住する計画が具体的に研究されている今、惑星を旅することはもはやSFではありません。
本書は、”もしかしたら将来行くかもしれない“という視点で、宇宙、特に地球にとってご近所さんといえる「太陽系」が、どんな世界なのかを教えてくれる絵本です。
現在、宇宙研究はものすごいスピードで進んでいます。
どんどん新しいことがわかってきている分野ですから、お子さんがもし宇宙に興味を持ったのなら、正しく、新しい情報を教えてあげたいものですよね。
子供向けの宇宙の図鑑は最新情報を掲載していますが、写真中心で幼稚園や低学年ではちょっと難しく、まだ早い?と考えているご家庭が多いかもしれません。
そんな時、この『惑星MAPS』がオススメです。
子供が身近に感じられるキャラクターが登場し、一緒に楽しく旅をしながら、各惑星がどんなところなのか、低学年にもわかるように紹介しています。
どの惑星も2018年5月現在でわかっている、最新研究データを元にしているので「木星の衛星には生き物がいるかも?」「天王星はオナラの匂いがする?」「月の家は穴を掘って地下に作る?」などなど、大人も知らないことばかりが並んでいます。
著者の宇宙兄さんズは、JAXAと協力しながら各地で宇宙教育を行なっている、公益財団法人日本宇宙少年団で活躍するユニット。子供の興味を引きながらも、正しい知識を伝えるプロフェッショナルです。
学校の授業では学べない本物の宇宙教育を、この絵本でも展開しています。
理科の授業が本格的に始まる前に、この絵本で楽しんでおくと、お子さんが宇宙好きに、ひいては理科好きになるかもしれません。
ぜひ親子で読みながら「大きくなったら一緒に行けるといいね」なんて会話を楽しんでみてください。
絵/イケウチリリー
【目次】
6 惑星旅行のしおり
8 火星
20 小惑星帯
22 木星
30 土星
38 天王星
42 海王星
46 金星
52 水星
56 太陽
58 月
62 次はどこ行く? 宇宙旅行計画
【著者プロフィール】
宇宙兄さんズ(うちゅうにいさんず)
宇宙をテーマに、子どもたちの好奇心、冒険心、匠の心に火をつけるべく、 実験、工作、トークショーありの公演活動を全国各地で行っている。財団法人日本宇宙少年団職員、JAXA宇宙教育センター職員を経て、現在、公益財団法人日本宇宙少年団職員。 NASAやJAXAの宇宙センターでのスペースキャンプ、宇宙飛行士との交信イベントなどの企画運営、全国各地で行われている宇宙教育活動の支援なども行っている。
【書籍概要】
書 名:惑星MAPS〜太陽系図絵〜
著 者:宇宙兄さんズ
編 集:子供の科学編集部
仕 様:A4変判、64ページ
定 価:本体2,000円+税
配本日:2017年6月7日(木)
ISBN:978-4-416-61877−6