駅で手軽に食べられる麺類といえば「駅そば」が定番。しかし、最近は駅そば店がラーメンの提供を始めたり、各地で「駅ラーメン」を味わえるようになってきている。中には、土地の名産品を使ったご当地ものや変わり種など、日本の国民食ともいえるラーメンが、駅フードの新勢力として人気沸騰中だ。
鈴木氏は、駅そば、道の駅、スーパー、日帰り温泉など旅にまつわるさまざまなB級要素を研究し、独自の旅のスタイルを提唱。これまでに巡った駅そば店は約3千軒で、雑誌などに情報を寄稿する「旅のスピンオフ・ライター」として活動中。著書に、「駅そば東西食べくらべ100」「駅ナカ、駅マエ、駅チカ温泉」「愛しの富士そば」などがある。
本書は、3千軒、1万杯以上の駅そばを食べ歩いた「駅そば研究家」が駅ラーメンの魅力を語る。駅ラーメンと「街なかラーメン」との違いや東西南北で旅を盛り上げてくれるご当地ラーメン、異業種系の駅ラーメン、ラーメンが駅に人を呼ぶ理由などを紹介する。
価格は800円(税別)。239ページ。問い合わせ先は交通新聞社TEL03(6831)6622。