童話「舌切雀」が生まれた宿として知られる群馬県磯部温泉のホテル磯部ガーデン(119室)。最寄りのJR磯部駅から徒歩5分で、世界遺産である富岡製糸場への観光も便利。露天風呂付き客室や4カ所ある大浴場が人気のほか、500人を収容するコンベンションホールもそろえ、個人から団体まで幅広い旅行に対応する。来年1月からは耐震補強の工事を行うほか、宴会場のリニューアルも予定している。
食事の充実も特徴だ。夕食は上州牛や、上州麦豚、下仁田ネギなど地元食材を生かした和食膳や別注料理を提供。朝食は出来たてで約70種類の和洋バイキングを提供する。最近では、その朝食会場に鈴茂器工(東京都練馬区)のシャリ弁ロボを導入し、作業の効率化と衛生面のアピールを図っている。
シャリ弁ロボは同じ量のご飯を連続して、どんぶりやカレー皿、弁当容器などに人手を使わずに瞬時に盛り付けてくれるもの。作業時間の短縮のほか、最大の売りは、特許の「ほぐし機構」による、ふっくらとしたボリューム感あふれる盛り付け。「食感とおいしさが手盛りとは断然違う」と鈴茂器工。
同館が導入した最新機種の「GST―HMA」は1食あたり約5秒でご飯を盛り付け、その量は最大999グラムまで可能。8種類の設定ができる。
「シャリ弁ロボであればボタンを押すだけで盛り付けてくれる。利用客は手を使う必要がないので清潔感がある」と専務の高橋和之氏。また、「シャリ弁ロボが作るご飯はとにかく味がいい。また、ふんわりと盛り付けてくれる」とも。利用者からの評価も高いという。
この件についての問い合わせ先は、鈴茂器工TEL0120(599)333。
ホテル磯部ガーデンも採用