
9月22日、JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本の各社は、新幹線と在来線特急を乗り継ぐ場合に在来線特急の特急券が半額となる「乗継割引」を来年春で廃止をすることを発表した。鉄道旅が好きな人はもちろんであるが、地方へ出かける場合に新幹線から在来線特急に乗り換える場合の乗継割引を利用したことがある人も多いだろう。しかしながら、新幹線のネットワークが拡大し、現在、北は新函館北斗駅、南は鹿児島中央駅まで新幹線が延伸し、北陸新幹線も現在は金沢駅までであるが、来年3月16日に金沢―敦賀間が開業する。九州も鹿児島中央駅までの九州に加えて、現時点で部分開業ではあるが、長崎まで新幹線が走るなど、新幹線ネットワークはこの30年でも拡大している。
個人的に過去に乗継割引を多く利用した区間について考えてみたが、私は母の実家が金沢であったことから、上越新幹線での長岡乗り換え特急「かがやき」、東海道新幹線での米原乗り換えの特急「加越」「しらさぎ」を幼少期に何度も利用した。その後は、越後湯沢乗り換えで「ほくほく線」経由の特急「はくたか」も利用した。金沢へ向かう場合は、直通の特急「白山」、寝台特急「北陸」、寝台急行「能登」以外で行く場合は、乗継割引を使うことがほとんどだった。また、東北新幹線が盛岡までしかなかった際、青森方面へ向かう場合は特急「はつかり」に乗り換えたことも記憶に残っている。若い人には聞き慣れない特急列車であるが、懐かしく感じる人も多いだろう。
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