山里での暮らしを体験する
広島県の東部、岡山県の県境にある神石高原町。JR福山駅、広島空港からそれぞれ車で約1時間の場所にある高原の町です。標高500~700メートルに位置し、「春の新緑、冷涼な夏、紅葉の秋、極寒の冬」と四季それぞれの表情が楽しめます。そして、その高原特有の寒暖差のある気候を利用して、うまみ、甘みのあるさまざまな農作物の栽培が盛んです。こんにゃく、マル豊トマト、神石牛、ピオーネは町の四大特産品として大変人気です。
また、面積の80%が森林の中山間地域でもあり、人々は山あいの中で自然に寄り添い、地域で助け合いながら暮らしています。そんな環境が、この地域独特の神祇(じんぎ)、神楽などの文化や歴史、そして人を思いやる田舎の心を育んできました。神石高原町では現在、そんな「あたたかな田舎の心」とふれあえるような「心のふるさと 山里暮らし体験」を推進しています。
心の交流 民泊体験
「あたたかな田舎の心」を存分に味わえるのが民泊体験です。現在は最大約80軒、240人の受け入れが可能で、それぞれさまざまな家業体験を用意しています。どの家庭にも共通していることは、生徒を家族の一員として「お帰り」と迎え入れ、ありのままの田舎の生活を体験できること。民泊家族と過ごす日々は、家族団らんの温もり、安心を感じることができます。
また、実際の農家での生業体験から、生産者の苦労ややりがい、本当の食の豊かさ、命の大切さ、高齢化社会の課題などさまざまな気付きを持ち帰ることができます。民泊体験は、生徒の心に深く残り、コミュニケーション能力の形成や心の豊かな人間形成へとつながっていくでしょう。たくさんの皆さまに神石高原町の田舎の心を伝えていけるよう、関係団体、地域が一体となり安心、安全、かけがえのない体験プログラムを提供できるように取り組んでまいります。ぜひ神石高原町においでください!
おすすめ体験
民泊体験の他、この土地ならではの体験プログラムを多数ご用意しています。
こんにゃく作り体験
粘りが強く、こんにゃく本来の味を感じられるのが在来種こんにゃくの特徴です。こんにゃく作り体験では、在来種のこんにゃく芋を使って一から作ります。参加者からは「こんにゃく芋を見るのは初めて」「できたてがこんなにプルンとしておいしいなんて知らなかった!」と、大変好評のプログラムです。
森林セラピー
森の中をゆっくり散策することで心身に有益な効果を得られる森林セラピー。町内には3カ所のセラピーロードがあります。五感を使って森林をじっくり観察、体感し、新たな発見や気づきを見つけていきます。
平和学習
原爆の恐怖と悲劇を描いた井伏鱒二の文学小説「黒い雨」の舞台地でもある小畠地域をガイドと共に訪れます。小説の事前学習を行えば、歴史の出来事だけでは知り得ない、より深い平和学習を行うことができます。
神石高原町観光による地域つくり協議会(事務局:一般社団法人神石高原町観光協会)
〒720‐1604 広島県神石郡神石高原町5146‐16
TEL・FAX 0847‐85‐2201
E‐mail:kankou@jkougen.jp
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