【データ】第14回国内宿泊旅行ニーズ調査 じゃらんリサーチセンター調べ


 じゃらんリサーチセンターは7月26日、第14回国内宿泊旅行ニーズ調査の結果を発表した。

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の観光に関する調査・研究、地域振興機関『じゃらんリサーチセンター』(センター長:沢登 次彦)は、国内宿泊旅行マーケット全体の活性化への貢献を目的に、旅行者の旅行意欲や行動予定を定期的に聴取して広く公開する「国内宿泊旅行ニーズ調査」(旧称「新型コロナウイルス感染症による旅行市場への影響」調査)を2020年3月より継続して実施しており、調査内容とともに最新の結果をご報告致します。

■7月時点の調査データの概要
国内宿泊旅行について予定している人は、2022年3月から連続して増加して32.4%に

○潜在層を含めた旅行意欲のある人は65.5%で、前回調査(2022年5月)から2.1ptの増加。
○2022年7月初旬時点で今後の国内宿泊旅行について「予定をしており、気を付けながら行く」、「予定をしており、気にせず行く」人の合計は32.4%。2020年3月の調査開始以来の最高値を更新した。

お盆の時期の旅行について16.5%が意欲的 目的はグルメ、温泉・露天風呂がいずれの世代でも上位
20代には「親連れの家族旅行」も人気

○お盆の時期について、「旅行に行く予定である」または「まだ予定はないが旅行に行きたい」と回答した人の割合は全体の16.5%だった。
○「旅行に行く予定である」または「まだ予定はないが旅行に行きたい」とした人の旅行目的は「地元のおいしいものを食べる」および「温泉や露天風呂」がいずれの年代でも上位。
〇同行者について20代全体で「親連れの家族旅行」が15.5%の回答があり、第3位にランクインした

■≪解説≫ 旅行意欲は高止まりで、お盆はグルメを中心に賑わう
20代には「親連れの家族旅行」が人気となる傾向も

国内宿泊旅行について意欲を持つ人は前回調査(2022年5月)と同様に6割以上を維持しています。これまでの推移を見るに、旅行意欲は60~70%程度で高止まりすると考えられます。今後旅行の予定がある割合については22年3月以来増加し続けており、20年3月の調査開始以来の最高値を更新しました。
お盆の国内宿泊旅行については16.5%が意欲的で、実際に旅行の予定があると回答した人は6.0%です。目的は「地元のおいしいものを食べる」がトップであり、食に対する強い関心がうかがえます。年代別にみると30代、40代が「子連れの家族旅行」を同行者に挙げる割合が高く、長期休暇を利用した家族旅行の計画が見て取れます。また、お盆時期の同行者について20代では「親連れの家族旅行」と答える割合も高く、今後のマーケット変化や観光戦略を考える際の参考となりそうです。

JRC研究スタッフ
五十嵐大悟

■調査概要
調査目的
旅行者の旅行意欲や行動予定を定期的に聴取し、地域および宿泊施設を主とした具体的施策に役立て、旅行マーケットの拡大に貢献する。
調査対象者
マクロミル会員モニター全国の20歳~79歳 1,652人
性別および年代(20・30代/40・50代/60・70代)による均等割付を実施
調査時期
第14回:2022年7月1日(金)~2022年7月2日(土)


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