
北海道における農村ツーリズム「農たび・北海道」(愛称)の推進に力を入れる北海道農政部はこのほど、学生たちからの応募作品を採用したPRポスターとクリアファイルを作製した。アンテナショップ「北海道どさんこプラザ」での掲示や各種イベントで活用し、「農たび・北海道」のPRと誘客促進につなげる。
ポスターの作品募集は、これまで現地研修会への参加やロゴマークの制作など道との連携事業に協力してきた札幌大谷大学芸術学部に依頼。同学部の3年生21人から応募があり、12月に開催した「農たび、北海道ネットワーク研修会」の場で発表してもらい、参加者のアンケートも参考にしながら最優秀作1点と優秀作3点を選定した。
最優秀作に選ばれたのは、李誌宇さんの作品で、デザイン化した「農」の字を中心に据え、周りに体験や農産品、動植物などを配して農村と北海道の魅力を表現したもの=写真。研修会のアンケートでも評価が高かったという。
優秀作には、北海道の自然や体験、旅のワクワク感などをアピールした秋常未佑さん、浅黄羽衣さん、川井彩奈さんの3作品が選ばれた。
最優秀作の作品については、「農たび・北海道」のPRポスターに採用し、英語バージョンも作って印刷。優秀作の3点を含めたクリアファイルも作製した。
道農政部は、「若者のセンスを生かした良いポスターとクリアファイルができた。いろんな場で活用し、『農たび・北海道』のPRと誘客を積極的に進めたい」と話している。道農政部農村設計課TEL011(206)6490。
最優秀作に選ばれたポスター