「日本の宿懇話会」が発足 旅館の品質向上へ

  • 2018年11月19日

東京で行われた設立総会(壇上=佐藤代表世話人)

 日本旅館の品質を守り、向上させることを目指した旅館経営者らによる任意団体「日本の宿懇話会」が5日、正式に発足した。観光経済新聞社主催の「人気温泉旅館ホテル250選」に入選した温泉地の旅館や都市部の旅館の経営者有志が集まり設立。代表世話人には佐藤義正氏(岩手県・湯守ホテル大観会長、元国際観光旅館連盟会長)が就任した。発足時の会員旅館数は44軒。事務局は東京都千代田区の全国旅館会館に置く。

 規約では、会の目的を「会員相互間の親睦を図るとともに、日本文化を凝縮した伝統的な旅館の品質を守り、後継者の育成に力を注ぎつつ、その発展向上を期し、もって旅館を国内観光の重要な柱と位置付け、国際観光事業の進展に貢献するとともに、国内観光事業に寄与すること」と定めた。

 そのための事業として(1)和文化の粋が集まる日本旅館を世界に広める(2)日本のおもてなしを技能として確立し、世界の人材を旅館に迎える(3)日本旅館および就業者の社会的地位の向上を目指す(4)都市および観光地の日本旅館の後継者の育成(5)日本旅館および観光地の課題研究と提言―などを行う。

 当面の事業として、年2~3回の例会を開催。有識者を招いての講演会や、国内各地の観光地の視察を通して日本文化を学び、宿文化の向上を目指す。

 5日、東京の京王プラザホテルで設立総会を開き、規約と役員を承認した。佐藤氏以外の役員は、副代表世話人に瀧多賀男氏(岐阜県・水明館会長)、佐藤潤氏(宮城県・伝承千年の宿佐勘会長)、西村明美氏(京都府・柊家旅館女将)、常務世話人に小口潔子氏(福島県・四季彩一力会長)。その他、世話人8氏、監査人2氏。

 会員は3種類。正会員は2人の会員の推薦を受け、世話人会で承認された日本旅館の代表者。このほか名誉会員、賛助会員を設ける。

 佐藤代表世話人は「日本の伝統的な旅館を守りたい。目的はこの1点のみだ。全国から選りすぐりの旅館が同じ目的に向かい歩き出したことに大きな意味を感じている。皆さんの意見を聴き、道筋を付けていきたい」と今後の方針を述べた。

 設立総会に続き、例会を開催。日本旅行業協会の田川博己会長、流通科学大学の作古貞義名誉教授が講演した。

 懇親会には観光庁の田端浩長官、日本の伝統を守る会の松田昌士会長(元JR東日本社長)が出席した。

 観光経済新聞社の人気温泉旅館ホテル250選入選旅館の有志が昨年から5回にわたる発起人会を開くなど、発足に向け準備を進めてきた。


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