政府は7月22日、今年7月の月例経済報告を決定した。景気の基調判断は、「新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にあるが、このところ持ち直しの動きが見られる」とした。
各論もおおむね厳しい判断となった。設備投資は「このところ弱含んでいる」、雇用情勢は「弱い動きとなっている」、貿易・サービス収支は「赤字」と、前月の判断を据え置いた。国内企業物価は「下落している」から「下げ止まっている」、個人消費は「持ち直しの動きが見られる」から「持ち直している」と、前月からわずかながら上方修正した。