中国の成都市観光局は12月13日、リーガロイヤルホテル東京(東京都新宿区)で「観光セミナー」を開いた。同局の多央娜姆局長がジャイアントパンダの生息地や三国志ゆかりの地など、同市の見どころを日本の旅行業者らにPRした。
成都市は四川省の省都で、人口1600万人。三国志に登場する国の一つ、蜀(しょく)の都で知られ、同国を建国した劉備と、劉備に仕えた諸葛亮をまつる「武候祠」や、詩人の杜甫が暮らした「杜甫草堂」が有名。
ジャイアントパンダなど希少動物の研究や繁殖を行う「ジャイアントパンダ繁殖研究基地」も観光地として人気が高い。
麻婆豆腐に代表される四川料理も有名で、これらを味わえる「四川フェス」が18年4月7、8日、東京の新宿中央公園で開催。期間中7万人が集まった。フェスは19年も4月に同じ場所で開催される予定。
セミナーでは中国駐東京観光代表処の王偉首席代表、四川フェスの開催に尽力した木本広行・新宿区議会議員らがあいさつした。